音読パッケージで勉強しているけど、やり方が正しいか自信が持てないんです。
音読パッケージは、森沢洋介さんが英語上達完全マップで提唱している勉強方法です。
音読によるリスニング力の向上は絶大で、音読をしない人にリスニングの上達はありえません。
この音読パッケージの教材ですが、冒頭で丁寧に勉強方法を紹介してくれています。
やり方としては、何周も同じ教材をリピーティングやシャドーイングしなさいと。
正直に言いますと、話題がおもしろくない教材なので飽きますよね?
私は1周するだけで飽きがきたので、2周目はしませんでした。
音読パッケージの教材を1周するだけでも
自分なりに音読パッケージの勉強方法をアレンジすることで
3か月取り組んだ結果、英語のリスニング力が向上しました。
さらには英語のリスニング力向上を目的としているにもかかわらず
リーディングの実力アップにもつながりました。
そこで、本記事では音読パッケージの効果的なやり方をお伝えしていきます。
筆者情報
音読パッケージの効果的なやり方 3か月の勉強計画
ここでは、実際に私が実行した3か月の勉強計画を紹介します。
リスニング力の強化として、参考にしてもらえれば嬉しいです。
終えたときにはビックリするくらい英語が聞き取れるようになってます。
実際に使った本を紹介
音読パッケージのおすすめ教材の詳細は、以下の記事でまとめています。
>>なぜ、音読パッケージは効果あるのか? | リスニング苦手な人集合
今回は「みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング」を使った3か月の勉強計画を紹介します。
音読パッケージの効果的なやり方 1か月目
私の場合、音読パッケージの勉強は自宅で行いました。
実は音読パッケージの勉強方法について、教材の冒頭で丁寧に紹介してくれています。
ですが、私は参考にしつつも独自の勉強法で進めました。
理由は2つです。
- テキストを見ないでリピーティングせよ → そもそも文を覚えきれない
- サイクル回しせよ → 文章を覚える必要はないと思ったので1周で終了
もしも、私が上記2つの勉強方法をマジメに取り入れていたら、飽きて挫折している自信があります。
それでは独自の勉強方法を紹介します。
1つのセッションを以下の順番で勉強します。
- ディクテーション 20分
- 答え合わせ、単語や文法のチェック 10分
- オーバーラッピング 10分
- シャドーイング 20分
これで1つのセッションは終了です。
ディクテーション
何度でも音声を繰り返し再生してよいので、一言一句聞こえたままにノートへ書き取ってください。
聞き取れないところは少し空白にしたりして何度も聞きます。
もうわからん!何回聴いてもわからん!とテキストやノートを投げたくなったり、発狂しそうになるまで音声を繰り返し再生してください。
私は以前住んでいた賃貸の壁を蹴り飛ばして、少し穴開けてしまいました・・これはダメな例です。
この発狂しそうになるまで、聞き取ろうとする姿勢の瞬間に、あなたのリスニングの実力がアップします。
答え合わせ、単語や文法のチェック
先ほどのディクテーションで聞き取れなかったところの確認、あるいは知らない単語や文法のチェックをしてください。
そして全体の文章の意味も把握してください。
私は聞き取れなかったところは線を引き、表現で初めて知ったところを蛍光マーカーとしました。
オーバーラッピング
次にオーバーラッピングをおこないます。
オーバーラッピングとは、流れる英語音声と同時に発音していく学習法です。
例えば、上の写真の1文目を例に取り上げます。
下記のように音声と同時で発音する感じです。
オーバーラッピングでは、英語らしい発音やリズムの習得、ネイティブの話すスピードに慣れることができます。
テキストを見て、10周くらいオーバーラッピングしましょう。
シャドーイング
最後にシャドーイングをおこないます。
シャドーイングとは、音声が始まると少し遅れてあなたが同じ文章を発音して追っていく学習法です。
また写真の1文目を例に取り上げます。
下記の感じで音声より少し遅れて発音します。単語1、2語遅れが目安。
シャドーイングでは音声をすぐに追いかけてマネするので、聞いた音を英語のまま理解する力に繋がります。
また、オーバーラッピングと同じく英語らしい発音やリズムも身につけられます。
まずはテキストを見て、5周くらいシャドーイングしましょう。
慣れたら、次に文字を見ずに10周くらいシャドーイングを行うと、かなり負荷の高いトレーニングになります。
最初は慣れなかったり耳や脳が疲れることも経験上、理解できます。
ですので、1つのセッションを私が割り振った時間に対して、2倍の2時間で1つのセッションを仕上げる感じで十分です。
いきなり全力ダッシュすると挫折の原因にもなります。
慣れるまで、スロースタートで構いません。
1か月目で、8セッションくらい終えているペースであれば大丈夫です。(全部で40セッション)
音読パッケージの効果的なやり方 2か月目 & 3か月目
勉強方法は基本変わりません。1か月目の時に記載した順番で、1つのセッションを勉強します。
1つのセッションを以下の順番で勉強します。
- ディクテーション 20分
- 答え合わせ、単語や文法のチェック 10分
- オーバーラッピング 10分
- シャドーイング 20分
これで1つのセッションは終了です。
2か月目は慣れてくるので、1つのセッションを1時間で仕上げていきましょう。
そうすると2か月目で16セッション、3か月目で16セッション進み
8+16+16=40セッションと1冊完成できます。
これで3か月終了、お疲れ様でした。
ここまでくれば、明らかに始める前よりも英語が聞き取れるようになってます。
音読パッケージで得られる3つの効果
音読パッケージの効果的なやり方と題して、3か月の勉強計画を紹介してきました。
この3か月学習を終えた後に得られる3つの効果は以下の通り。
- リスニングの実力アップ
- 英語のリズム感を覚えられる
- 英語の返り読みが激減
最後の「英語の返り読みが激減」は、英語の文章を英語で理解できる(=英語の語順で理解できる)ようになります。
つまり、リーディング力の向上にもつながり速読できるようにもなります。
音読パッケージの嬉しいオマケ効果です。
音読パッケージの気になる点
音読パッケージの勉強方法や効果を紹介しましたが
気になる点は、教材が少ないことです。
「ぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング 中級レベル」と「もっともっと英語力がアップする音読パッケージトレーニング 上級レベル」が絶版になっています。
実質「みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング」の1冊になります。
音読パッケージのように音読ができる代わりとなる教材を、下の記事で紹介しています。
複数冊でやるほど効果も上がりますので、参考にしてください。
>>なぜ、音読パッケージは効果あるのか? | リスニング苦手な人集合
音読パッケージの口コミや評判
私は非常に役立った音読パッケージ。
音読パッケージを勉強した他の方の反応も気になりますので、調べました。
勉強内容としては非常に良いとのコメント、一方で同じことの繰り返しなので挫折しやすいというコメントも見受けられました。
まとめ
音読によるリスニング力の向上は絶大で、音読をしない人にリスニングの上達はありえません。
私の提案する3か月計画通りに、音読パッケージを勉強してみてください。
終えたときにはビックリするくらい英語が聞き取れるようになってます。
リーディング力も向上するオマケ付きです。
また、音読パッケージのように音読ができる代わりとなる教材を下の記事で紹介しています。
複数冊でやるほど効果も上がりますので、参考にしてください。