レアジョブの有料会員になると、スピーキングテスト「PROGOS」を無料で受けることができます。
- ビジネスコース、中学・高校生コース会員:毎月2回まで受験無料
- 日常英会話コース会員:毎月1回まで受験無料
PROGOSは、スピーキング能力をAIによる自動判定で測定してくれます。
ところが、問題レベルが難しいんです。
そこで、この記事では、スピーキングテスト「PROGOS」の特徴をおさらいするとともに、
テストが難しいと感じるレアジョブ受講生に向けて、対策と攻略のコツを解説します。
対策をすれば、ある程度の成績アップが見込まれます。
一方で、英会話レッスンばかりしてきた人は、アウトプット中心の勉強になっているので、インプット作業の自主学習が必要。
自主学習が必要と感じたら、以下の勉強方法が役立ちますので、参考にしてください。
筆者情報
目次をタップすれば、好きなところから読むことができます。
レアジョブの新スピーキングテストの特徴
レアジョブは、株式会社プロゴスが開発した英語スピーキングテスト「PROGOS」を採用しています。
PROGOSは、2020年6月17日から開始した新スピーキングテストで、それまでは、RJSTというテストでした。
新スピーキングテスト(PROGOS) | 旧スピーキングテスト(RJST) | |
受講料金 | ビジネスコース、中学・高校生コース会員:毎月2回まで受験無料 日常英会話コース会員:毎月1回まで受験無料 | 2,980円(1回の受験料) |
テスト方法 | 自動音声テスト(対AI) | 自動音声テスト(対AI) Skypeテスト(対講師) |
質問内容 | 大きく分けて5題 | 大きく分けて6題 |
テスト時間 | 20分 | 20分 |
結果判明 | 24時間以内 | 数日後 |
新しいスピーキングテストになって
- 料金が安くなったこと
- 結果判明までの時間が短くなったこと
この2つが大きな変化となります。
次に、新スピーキングテスト PROGOSの7つの特徴を解説します。
特徴1:毎月無料でスピーキングテストが受けられる
新スピーキングテストになって、料金が回数限定ですが無料になりました。
- ビジネスコース、中学・高校生コース会員:毎月2回まで受験無料
- 日常英会話コース会員:毎月1回まで受験無料
さきほどの表からわかるとおり、旧スピーキングテストだと、受験するたびに3,000円ほど費用がかかったので、お得になりました。
特徴2:予約不要で24時間テストが受けられる
PROGOSは、最新のAIを搭載してスピーキング力を自動で測定するシステム。
AIと会話するテストなので、24時間いつでもテストが受けられます。
予約も不要で、会員ページ右下にある「スピーキングテストチケットの取得はこちらから」というところをクリックし、チケットを取得すればOK。
特徴3:全5パートから構成、試験時間は20分
スピーキングテストの問題は、全5パートから構成されており、試験時間は20分です。
試験内容は以下の通りで、すべてAIによる自動音声でテストが進みます。
内容 | 問題数 | 回答時間 | テスト内容 | |
Part1 | インタビュー | 10問 | 各20秒 | 一問一答 |
Part2 | 文章を音読 | 8問 | 各10秒 | 表示される文章を音読 |
Part3 | プレゼンテーション | 1問 | 内容把握:40秒 回答時間:60秒 | あるトピックスに関して回答 |
Part4 | グラフや図の説明 | 1問 | 内容把握:40秒 回答時間:60秒 | グラフや図を理解して説明 |
Part5 | ロールプレイング | 1問 | 内容把握:40秒 回答時間:各30秒 | トピックスについて、AIと対話 |
Part3や4の問題は、ビジネス英語に特化しています。
私は30代後半なので、イメージがわきます。ですが、中学・高校生コースの方には、なじみがなくて難しいのではないかという印象です。
特徴4:結果は国際標準規格のCEFRによる判定
「仕事で使えるスピーキング力」を国際基準CEFRに基づいて測定します。
また、総合評価だけでなく、以下の6つの項目でも、CEFR基準で評価してくれます。
- Range(表現の幅)
- Accuracy(正確さ)
- Fluency(流暢さ)
- Interaction(やりとり)
- Coherence(一貫性)
- Phonology(音韻)
特徴5:AIによる自動採点、24時間以内に結果が返ってくる
公式には24時間以内に結果を通知といってます。しかし、同僚が受験した時は、30分ほどで結果が返ってきたとのこと。
以前は講師が採点していたので、数日かかっていましたが、新スピーキングテストはAIが自動で採点します。
そのため早ければ数分、遅くとも24時間以内に結果がわかります。
特徴6:フィードバックがもらえる
総合評価や先ほどの6つの項目に対して、それぞれCFER基準の評価とともに、細かいアドバイスが書かれています。
新スピーキングテストを月に1回以上受けていけば、今の現状や過去からの成長を客観的にみつめられるので、モチベーションの維持・向上にもつながります。
何よりも、英語学習の方針が明確になります。
特徴7:PCだけでなく、スマホからもテストが受けられる
パソコンだけでなく、スマホ(iOS, Android)でもスピーキングテストが受けられます。
今は、家に1台パソコンの時代ではありません。1人1台スマホの時代です。スマホでの対応は、ありがたいですね。
【OS】
- Windows(Windows8.1以上を推奨)
- Mac(MacOS X 10.14以上を推奨)
- Android OS(6以上)
- iOS(12以上)
- iPadOS(12以上)
- ChromeOS・FireOSは対象外
【ブラウザ】
- Google Chrome(モバイル版含む)
- Mozilla Firefox(モバイル版含む)
- Safari(モバイル版含む)
- Microsoft Edge
- Internet Explorerは非対応
レアジョブのスピーキングテスト | 対策と攻略のコツ
新スピーキングテストの問題レベルは難しいです。
私の同僚が初回テストを受けたときは、CFERでA2、レアジョブレベルで4でした。
普段の実力をみていると、レベル5,6はありそうだったのですが。
普段からの英会話レッスンで、実力をアップさせることは大事です。
しかし、良い成績を取るには、試験前に各パートの対策と攻略のコツをつかむことも重要になってきます。
Part1の対策と攻略のコツ
Part1の対策と攻略のコツをまとめました。
テスト内容 | ・一問一答形式で、合計10問 ・回答時間は各20秒 ・後半になるにつれて、機械音声のスピードが早くなる傾向 |
対策 | ・自分の考えを瞬時に説明できる英語脳を鍛える ・正しい文法で回答できることを心がける |
コツ | ・自分の得意な英文法を使って表現する ・難しい単語はあえて使わなくてもよい ・20秒は思ったより長いので、言いたいことは全部言い切る ・聞き取れなかった場合、意味を推測して回答する |
Part2の対策と攻略のコツ
Part2の対策と攻略のコツをまとめました。
テスト内容 | ・短い英文を音読 ・問題数は8問 |
対策 | ・普段から文章を音読するクセをつけておく ・シャドーイングやリピーティングで発音の練習をしておく |
コツ | ・なるべく大きな声ではっきり発音する ・ネイティブっぽくを意識しすぎず、普段の発音で挑戦する ・アクセントに意識して強弱をしっかりつけて発音する |
Part3の対策と攻略のコツ
Part3の対策と攻略のコツをまとめました。
テスト内容 | ・ビジネスに関する質問が1問 ・準備時間は40秒。回答は60秒 ・3つ条件が指定され、それらに触れて回答する |
対策 | ・40秒で準備するので、瞬間的に英作文ができるようにする |
コツ | ・3つの条件は余裕があればメモする ・結論 → 理由 → 具体例 → 結論のPREP方式で説明できるとベスト ・60秒の回答時間は思ったより長いので、たくさん話すくらいがちょうど良い |
Part4の対策と攻略のコツ
Part4の対策と攻略のコツをまとめました。
テスト内容 | ・グラフや図を使った説明問題が1問 ・準備時間は40秒。回答は60秒 ・ビジネス色が強い。 |
対策 | ・普段のレッスンから、グラフや図を読み取れる訓練をする ・比較関連の文法を使うので、マスターしておく |
コツ | ・年度や数字の表現方法を積極的に使う ・比較級と最上級を使う ・増えた、減った、何倍になったなどの表現を使う |
Part5の対策と攻略のコツ
Part5の対策と攻略のコツをまとめました。
テスト内容 | ・AIとロールプレイングで英会話 |
対策 | ・レアジョブで数多くレッスンを受けること ・聴き取れないと会話できないので、リスニングの勉強をすること |
コツ | 1. レッスンを受けること 2. 瞬間的に英語が話せるように自主学習 3. リスニング力をあげるべく自主学習 |
ここまでで、対策と攻略のコツを各Partごとに紹介しました。対策をすれば、テストの結果も上がってきます。
また、レアジョブでオンラインレッスンを継続して受けることでも、結果につながります。
しかし、Part5のコツに書いたとおり、さらに英会話のレベルアップを加速させるには、自主学習も必要です。
皆さんが思うより、自主学習の比率は高いです。
- 英会話レッスンを受けているけど、実力が頭打ちしてきたと感じる
- 毎日レッスンを受けているけど、少しマンネリ
- 英会話レッスンばかりのアウトプット勉強法の人
当てはまる人は、自主学習を多く取り入れてみると、英会話のレベルがあがりますよ。
スピーキングが苦手と感じれば、瞬間英作文がおすすめ。
>>参考記事:【2021年最新】瞬間英作文のおすすめ教材 |2冊だけでOK
また、そもそも相手の言うことがうまく聞き取れない場合もあります。
リスニングを強化しようと感じれば、Amazonオーディブルがおすすめ。
なぜなら、Amazonオーディブルには、リスニング速度の調整機能があり、0.5倍~3倍まで調整できます。
たとえば、リスニングの速度をあげて、本番に聞こえる英語のスピードを体感上、遅く感じさせる方法があります。
TOEICの本番数日前にも、私はこの方法を使ってます。おかげで当日の英語が遅く聞こえるので、リスニングがすごく楽になります。
ドラゴンボールで言う重力100倍トレーニングみたいなものですね。
>>Amazonオーディブルを申し込む(初月30日間無料キャンペーン中)
>>参考記事:オーディブル(Audible)で英語学習 | 初心者におすすめな洋書も紹介
スピーキングテストの結果【6ヶ月受けた同僚の体験談】
実際に同僚が6ヶ月レアジョブへ通いました。
当然ながらその際にスピーキングテストは何回か受けました。
>>【体験談】レアジョブを6ヶ月続けた効果 | 口コミや評判もあり
最後に受けたスピーキングテストの結果を自慢としてLINEでもらっていたので、本人の了解を得て、ここに紹介します。
感想としては、初回にスピーキングテストを受けたとき、レベル4でショックだったとのこと。
初回だったので、システムへの不慣れもあったとは思います。
それでも6ヶ月レッスンを受けると、英会話には慣れてきて、実際のテストでも成長を感じられたのは、嬉しかったとのこと。
今後は、表現の幅や文法、単語の正確さが課題なので、これからも改善に取り組むそうです。
結論:レアジョブのスピーキングテストは自分のレベルチェックに最適
この記事では、レアジョブの新スピーキングテスト「PROGOS」の対策と攻略のコツを中心に説明しました。
また、同僚が実際にスピーキングテストを受けた時の結果や感想についてもお伝えしました。
定期的にテストを受けることで、現在の実力がわかるので、月に1回は受けましょう。
この記事の対策が役に立つことを祈っております。
自主学習が必要と感じたら、以下の勉強方法が役立ちます。